法定雇用率の引き上げを踏まえ、外部による障がい者雇用の支援施策についてご紹介！

このコラムでは、「これから障がい者雇用を始めたいがどのように採用をすればいいか分からない」「障がい者の雇用数を増やしたいが、今までの取り組みに限界を感じている」といった悩みを抱えている企業に向けて、外部による障がい者雇用の支援策を紹介します。
障がい者雇用における悩み別にどの支援策が有効なのか解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

外部による支援施策の種類

ハローワーク

ハローワークは、障がい者と事業主双方に対するサポートを行う機関です。事業主に対してのサポートは、雇用計画の助言や求人掲載・障がい者雇用に関するセミナーや特別支援学校や企業の施設見学会の実施・職場実習の実施・関係機関との連携など、さまざまです。
求人を出す際に費用は一切発生しないため、「費用を抑えたい」企業におすすめです。

就労移行支援事業所、就労継続支援事業所等の民間支援機関

就労移行支援事業所は、就労を希望している障がい者が一般就労へ移行できるように、必要な知識やスキル取得のための訓練を行う支援機関です。
事業主に対しての支援は、障がい者の紹介や雇用後の定着支援・企業説明会や実習の実施機会の提供などです。

就労定着支援事業所は、就労移行支援事業所に通所していた障がい者を対象に、最長3年間の就職後のサポートを行っています。
事業主に対しては、障がい者が労働環境の変化に対応できるような適切な指導方法を伝授。当該障がい者の情報提供や上司・同僚に対して障がいの理解を深めるための助言や従業員向けの研修会など、就労定着に関わるサポートも実施しています。
紹介をしてもらうことに費用は発生せず、就労定着に関わるサポートをしてくれるため「費用を抑えたい」「雇用後に障がい者についての相談先がほしい」企業におすすめです。

障がい者雇用専門の人材紹介サービス

人材紹介サービスは、企業の採用要件に合った転職希望者を紹介する成功報酬型のサービスです。
企業の採用要件を満たした人材を探してくれるので「効率よく採用をしたい」企業におすすめです。

障がい者雇用専門の求人媒体サービス

求人媒体は、企業の求人情報を掲載し求職者の応募を集める媒体です。他媒体に比べると障がい者の登録者数が多い傾向にあり、募集エリアが限定されていない求人媒体サービスが多いため、全国規模で募集が可能です。採用の母集団を限定せず、「まずは多くの応募を集めたい」企業におすすめです。

オフィス型採用代行（サテライトオフィス）サービス

サテライトオフィスサービスは、企業に対してサテライトオフィスでの業務サポート・求職者の紹介を行うサービスです。サテライトオフィスには支援員や看護師が常駐し、企業担当者の指示を受けながら従業員への教育や研修や業務のサポートをします。

障がい者を受け入れるにあたって、労働環境を整備する必要がある企業も少なくありません。サテライトオフィスでは様々な障がい特性に配慮できる環境が整っているため「専門的なサポート環境の下で雇用したい」「早急に障がい者雇用を進めたい」企業におすすめです。

農園型採用代行サービス

農園型採用代行サービスは、企業に対して貸農園の提供や求職者の紹介を行うサービスです。障がい者が働きやすい環境が整っており、危険な農機具を使用しない軽作業が中心です。業務に伴う心身の負担が少ないため、障がい者のスキルや障がい種別に関わらず、より多くの障がい者を受け入れることが可能です。「早急に障がい者雇用を進めたい」という企業にはおすすめです。

障がい者雇用専門のコンサルティングサービス

障がい者雇用におけるコンサルティングサービスは、企業の状況や課題に合わせて解決方法を提案し、中長期的なサポートをするサービスです。
採用活動の始め方から受け入れ体制の整備・雇用後のサポート等、ノウハウの提供をしてくれるので「どのように障がい者雇用を進めればいいのか分からない」企業におすすめです。

 

特徴別の支援施策まとめ

この項では、それぞれの支援施策を特徴別にまとめています。課題や悩みに合わせて、外部による支援施策も検討してみてください。

まとめ

これらの支援施策は、障がい者と事業主の双方をサポートできるので障がい者雇用を促進および安定させることができます。
ワークリアでは、障がい者雇用に関するお悩みや雇用後の体制構築など、企業さまに向けたサポート全般を行っています。何から始めれば良いか分からない場合も、0から丁寧に支援するので安心です。障がい者雇用に関してお困りの企業さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください！