2026.07.10
2026.07.10

レバレジーズ株式会社が運営する障がい者就労支援サービス「ワークリア」( https://worklear.jp/ )は会社員として勤務する障がい者443名を対象に、「業務におけるAI利用に関する実態調査」を実施しました。
会社員として勤務する障がい者に、業務でAIを活用しているかを尋ねたところ、50.6%が「活用している」と回答しました。
AIを活用する場面としては、「文章・メール作成」「報告書・資料作成」が58.0%で同率1位になりました。定型業務やオフィスワークを中心にAIが活用されていることが分かります。
AIの活用が自身の業務に与えた影響について聞いたところ、「ポジティブな影響があった(33.5%)」「ややポジティブな影響があった(53.6%)」を合わせて約9割がポジティブな影響を実感していることが明らかになりました。
具体的な影響としては、「作業時間が大幅に短縮された(52.3%)」が最多となりました。その他に、「自分の業務の成果に自信が持てるようになった(11.8%)」や「以前よりも前向きに、新しい業務に挑戦したいと思うようになった(11.8%)」といった声も見られ、自己肯定感の向上や挑戦意欲の醸成に繋がっていることが分かります。
AI活用による心理的負担の変化については、「特に変化はない(8.5%)」と回答した方は1割未満に留まり、「自分のペースで納得いくまで確認ができるようになった(55.8%)」や「ミスを事前にAIでチェックできるため、提出時の不安が減った(50.4%)」が上位に挙げられました。AIは単なる効率化にとどまらず、精神的な安定にも寄与していることが明らかとなりました。
担当業務がAIによって代替される可能性については「全く代替されないと思う(2.7%)」と回答した方は約3%に留まり、約97%は何らかの業務が代替されると予想しています。代替されると思う業務としては「一般事務・OA事務(32.6%)」が最多となりました。
今後AIを使いこなしたいかという質問には、 「強く思う(38.4%)」「やや思う(43.3%)」 と8割以上が前向きな意欲を示しました。 また、「AIを活用することで、これまでは困難だと感じていた職種や業務に挑戦したいか」については、「非常にそう思う(26.3%)」「どちらかというとそう思う(50.9%)」が約77%にのぼります。
挑戦したい業務としては「データ分析・資料作成(56.1%)」や「企画立案・アイデア創出(37.0%)」が挙げられました。AIの進化に不安を感じつつも、それを活用して自身の可能性を広げたいという当事者の意欲が見られました。
今回の調査では、AI活用が障がい者の業務効率化にとどまらず、心理的負担の軽減や自己肯定感の向上にも大きく寄与していることが明らかになりました。特に、「自分のペースで確認できる」「ミスへの不安が軽減される」といった点は、安心して業務に取り組むうえで重要な要素であり、AIが“心強いパートナー”として機能している実態がうかがえます。実際に、当社が実施した障がいのある社員向けAI活用研修では、単なる業務効率の向上にとどまらず、「新たな業務に挑戦したい」といった自律的なモチベーションの向上が確認されました。
一方でAIの進化に伴うスキル水準の高度化や、定型業務の代替可能性に対する不安も顕在化しています。これは障がい者に限らず、多くの働く人々に共通する課題であり、企業には環境整備と継続的な学習機会の提供が求められています。
企業には当事者の意向を最大限に尊重しながら、AIを単なる効率化ツールとして捉えるのではなく、誰もが能力を最大限に発揮し、共に成長できる環境を支える鍵として活用していくことが重要となるのではないでしょうか。
ワークリアは、障がい者専門の人材紹介サービスと障がい者雇用にまつわるコンサルティングサービスを運営しております。
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