2026.01.16
2026.01.16

レバレジーズ株式会社が運営する障がい者就労支援サービス「ワークリア」( https://worklear.jp/ )は、2026年7月に障がい者の法定雇用率が2.7%に引き上げられることを受け、企業の対応状況や取り組みの実態について調査しました。
目次
2026年7月より、民間企業における法定雇用率が現行の2.5%から2.7%に引き上げられます。本調査では、企業の障がい者採用担当者に対し、この引き上げに関する認知状況と対応の実態を尋ねました。その結果、76.9%の企業が法定雇用率の引き上げを「知っている」と回答した一方で、23.1%の企業は「知らなかった」と回答しており、情報が十分に行き届いていない現状が明らかになりました。また、具体的な対応をすでに進めている企業は32.7%にとどまり、約7割の企業はまだ着手できていないことがうかがえます。1年後に引き上げられる法定雇用率(2.7%)を前倒しで達成している企業が約3割(29.5%)存在する一方で、現行の2.5%を達成できていない企業も依然として多く存在します。対応の二極化が進む中、1年後の引き上げに向けて、自社の立ち位置を正確に把握し、計画的な対策を進めることがこれまで以上に重要です。
法定雇用率達成へ向けて現在取り組めていないが「取り組みたい」「取り組む予定がある」と回答した企業の具体的な施策としては、「関係機関との連携・連携強化(32.4%)」が最も多く、次いで「外部の支援サービス導入(26.8%)」と「インターンシップの実施(26.8%)」が同率で続きました。
政府も活用を推奨している施策のひとつに、外部支援の選択肢である「サテライトオフィスサービス※1」があります。本調査では、認知度は約8割(80.1%)にのぼるものの、実際に導入している企業は2割強(21.2%)に留まる結果となりました。導入に至っていない理由として、コスト負担や具体的な運用イメージの難しさなどが挙げられています。
「令和4年障害者雇用促進法の改正」により新たに明記された、障がい者雇用における「質の向上」について、62.8%の企業が、「取り組まなければならない」と認知していることがわかりました。一方で、実際に具体的な取り組みが進んでいる企業は約3割(29.5%)に留まることが明らかとなり、認知と実行の間にギャップがある状況が浮き彫りとなりました。「質の向上」に取り組めていない主な理由として、「障がい者に任せられる業務が少ない(27.3%)」が最多で、「評価制度が明確ではない(26.4%)」や「組織として取り組む優先度が低いと感じる(25.5%)」が上位に挙げられます。
6割以上の企業が「質の向上」の必要性を認識している一方で、具体的な業務設計や評価制度の未整備、組織としての優先順位の低さなど、複数の課題が障壁となり、実際の取り組みに至っていない現状が伺えます。
障がい者雇用が企業にもたらすポジティブな影響として「新たな知見の獲得(27.6%)」、「既存社員の負担軽減(27.6%)」、「従業員の意識改革(27.6%」がいずれも同率で最も多い回答となりました。